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今日は黒毛和牛のシャトーブリアンを紹介しようと思いま、、、したが今回は知られざる最高に美味な部位を紹介しようと思います。
牛肉の最高級部位と言えばシャトーブリアンが最も有名なのは誰もが認める事実ですが、実はそれを超えると言っても過言ではない部位が存在します。
それはシャトーブリアンと同じ牛ヒレ肉の一部であるフィレミニョンです。
(↓の画像がフィレミニョンです)
ヒレミニヨンとか微妙に違う名称で呼ばれたりもしますね。
で、おそらくこの名前を初めて聞いた人も多いと思います。
フィレミニョンは取れる量が少なすぎて、その名前をあえて使って販売、提供しているお店が少ないからですね。
具体的にどれくらいの量がとれるのかというと、牛一頭からだいたい700gくらいです。
めちゃくちゃ少ないですよね。こんなに少ないと注文が入ってもすぐ売り切れになって、どうしようもないので商品化はされていないっていうパターンが多いわけです。
牛ヒレの位置的には、ヒレ肉の細くなっている先っちょになります。すごく小さい部位です。
(動画で見てもらった方が分かりやすいかもしれません。)
それで肝心の味はどうなんだって話ですが、シャトーブリアンよりも柔らかく、味も濃いです。
ヒレ肉と言えば赤身部位ですが、フィレミニョンは少し霜降りが入ってくるので、その分シャトーブリアンよりも柔らかいんですね。
ただ、さっきも言ったようにとにかく取れる量が少なくて、形も小さく頼りない見た目なので単体での商品化は難しいです。
美味しいけれど、量が少なすぎて声を大にして販売するのがはばかられる、なんとももどかしい部位、それがフィレミニョンです。
ちなみに、さっきからミニョン、ミニョンって言ってますが、ミニョンって言うのは、フランス語が語源で小さいとか、かわいらしいという意味です。
ヒレ肉の小さくてかわいらしい部位。その名の通りな部位となっています。
についでに言っておくと、シャトーブリアンの語源は
フランスの昔の美食家 フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアン さんが語源になっているそうですよ。
蛇足かもしれませんが、ヒレ肉の雑学でもお話ししましょうか。
ヒレ肉はシャトーブリアンがとにかく有名ですが、細かく分けると、テート、シャトーブリアン、トゥルネド、そして今回のフィニミニョンと分けることができます。
あんまり分けるメリットが無いので、一般的にはテートとシャトーブリアンくらいに分かれてます。
テートはヒレ肉の中でも赤身が特に強い部位です。
牛肉の赤身部位で一番柔らかいのはどこ?って聞かれると僕はシャトーブリアンじゃなくてテートを推します。
シャトーブリアンは黒毛和牛とかだとそれなりに霜降りが入ってきますからね。純粋な赤身という意味ではテート一強です。
うちのショップでも在庫は少ないですが、商品としてだしているので興味のあるかたは、以下のリンクから覗いてみてください。
で、もう一つ何気なく登場したトゥルネドですが、これはシャトーブリアンとフィレミニョンの間にある部位です。
部位と言うよりも箇所ですね。
どんな肉なんですか?と聞かれるとシャトーブリアンとフィレミニョンの間にある肉です。としか答えられないくらい、存在感は薄いです。
肉としての存在感と言うより、その名称の存在感ですね。
あえてこのトゥルネドっていう言い方はしなくていいので、僕は普段使いません。ほとんどのお店でもシャトーブリアンとして売られていると思います。
こんな感じで実は牛ヒレもいくつかの名称で呼ばれる部位に分けることが出来ます。
なんてことない知識ですが、一雑学として知ってけば食事の席で話のネタになるかもしれませんね。
はい、今回はヒレ肉の知られざる美味な部位、フィレミニョンについてメインにお話しさせていただきました。
量はほんの少しでいいからとにかく旨い肉が食べたいって方は、この名前で販売している精肉店、焼肉店を見かけたら一度注文してみることをおすすめします。
うちの場合はヒレ肉のサイコロステーキとして、ヒレの他の部位と混ぜて販売しています。
それでは、今回はこのへんで失礼させていただきます。
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